目次
ミノキシジル育毛剤のかゆみ・かぶれとは?
プロペシアやフィンペシアとともに薄毛治療には欠かすことのできないミノキシジル育毛剤。
日本皮膚科学会でもミノキシジルとフィナステリドは最高水準の発毛効果があると認められています。薄毛になったら怪しい育毛剤は使わずにミノキシジルを使うのがテッパンですよね!
リアップを始め、ロゲイン・カークランド・ポラリスなど様々なミノキシジル育毛剤をネットで手軽に購入できるので利用者も年々増加しているとのこと。
使用感も製品によってものすごく違い、体質によってはミノキシジルで痒み(かゆみ)・かぶれなどの副作用が起きるケースがあります(´・ω・`)
私もミノキシジルで頭皮がかゆくなって使用を止めてしまったことがあります・・・
このページでは、ミノキシジルのかゆみ・かぶれの原因と対策法についてまとめています。そして、人気のミノキシジル育毛剤の成分を分析して、かゆくなりにくい製品を紹介しているので是非参考にして下さいね( ´∀`)b
\ ミノキ16%&添加物カット /
低刺激で強力な育毛剤(フォリックスFR16)かゆみ・かぶれの原因ってなに!?
ミノキシジルのかゆみ・かぶれの原因は2つ。ミノキシジルの成分濃度(成分量)と使用されている溶剤です。
ミノキシジル育毛剤は製品によって配合されているミノキシジルの成分量が異なり、濃度が高いほど刺激が強くかゆみなどの副作用がでやすくなります。
溶剤とは、ミノキシジルを水に溶かすために使用される物質のこと。溶媒とも呼ばれます。アルコールなどの有機溶剤が使用されることが多いですね。
溶剤はミノキシジル育毛剤だけでなく、医薬部外品の育毛剤や化粧品などにも使われています。溶剤によってはアレルギー反応がでる人もいるので、育毛剤で頭皮がかゆくなる人は溶剤が体質に合わない可能性があります。
ミノキシジルの成分濃度
ミノキシジル育毛剤の成分濃度は2%~15%と幅広く、濃度が高いほど発毛効果は強くなります。
女性は体がデリケートなため、女性用ミノキシジル育毛剤の成分濃度は通常2%です。最も人気のある女性用ロゲイン(Rogaine For Women)は2%ですね。
女性用リアップ(リアップリジェンヌ)は1%なので少し物足りないですが、副作用は起きにくいでしょう。
液体タイプの男性用ミノキシジルは5%が基本で最高濃度は15%程度。リアップX5プラスやロゲイン、カークランドは5%で、ポラリスNR-09は15%です。
ポラリスのような高濃度ミノキシジルは効果が強烈で、生え際やM字ハゲが改善したとの報告も多数あります(゚∀゚)
ただ、成分濃度が高いと刺激が強くかゆみ・かぶれなどの副作用を感じる人もいるようです。
もちろん全く平気の人もいるので、個人差が大きいのかもしれませんね(^^)
アルコール(エタノール)
アルコールは多くのミノキシジル育毛剤に配合されている溶剤。アルコールにも色々種類がありますが、一番よく使用されているのはエタノールですね。
エタノールはミノキシジルを水に溶かす以外にも、殺菌・防腐作用を目的としても使用されます。
エタノールには刺激性があるため、肌の弱い敏感肌の人が使用するとヒリヒリして炎症・かぶれを起こす場合があります。頭皮が赤くなったら要注意です。
エタノールは揮発性が高く蒸発しやすい成分。そのため、頭皮から水分を奪って乾燥しやすくなり頭皮がかゆくなる人も。極度な乾燥肌の人は少し注意した方がいいかもしれませんね。
ミノキシジルだけでなく、サクセスやアデノバイタル、チャップアップなど医薬品でない育毛剤にもエタノールは使用されています。ですので、他の育毛剤で肌に異常を特に感じない人はミノキシジル育毛剤も問題ないでしょう(´∀`*)
育毛剤は成分量を記載していないことが多く正確な量は不明ですが、日本の育毛剤だと20~70%程度はエタノールが使用されているとのこと。低刺激の女性用育毛剤などはエタノールを控えめにしているようです。
海外製ミノキシジルでは、「ethanol」「ethyl alcohol」や、単に「alcohol」と記載されています。
プロピレングリコール(propylene glycol)
プロピレングリコールは無色無臭の液体で少し粘り気があり、水に溶けやすい性質があります。こちらもアルコールの一種です(二価アルコール)。
PGやPPGなど略して記載されていることもあります。
プロピレングリコールは分子量が小さく水に馴染む水酸基があるため皮膚に浸透しやすいのが特徴。溶剤として非常に優れているため育毛剤やシャンプー、化粧品などによく使用される成分です。
また、保湿性・保存性に優れているのも溶剤として人気の理由です。プロピレングリコールは毒性が少ないため、低用量の使用では体に害はないとされています。
ただ、アレルギー反応がでるタイプの人がいて、プロピレングリコール配合のミノキシジルでかゆみ・かぶれ・炎症などの副作用がでる場合があります。
国産ミノキシジル育毛剤のリアップにはプロピレングリコールは使用されていないのですが、一部の海外製ミノキシジルには使用されています。海外製ミノキシジルが肌に合わないという方は、恐らくこのプロピレングリコールがかゆみ・かぶれの原因でしょう!
かゆみ・かぶれ対策には低刺激ミノキシジル育毛剤を使おう!
以上のように、ミノキシジル育毛剤のかゆみ・かぶれの原因は成分濃度と溶剤によるものだということが理解して頂けたと思います。
対策法は簡単ですね(*^^*)
ミノキシジル濃度の低い製品を使うか、エタノールなど溶剤の配合量が少ない製品を使えば頭皮トラブルは起こりにくいというわけです。
ただ、後者については少し問題があります。溶剤の成分量ってほとんどのミノキシジル育毛剤で記載されていないんですよね^_^;
エタノールはほとんどのミノキシジル育毛剤で使われているので、プロピレングリコール不使用の製品を使うのが溶剤対策におすすめです。
人気のあるミノキシジル育毛剤について問題がないか調査したので、購入前の参考にして下さいね!
リアップX5プラス
まずは唯一の国産ミノキシジルのリアップX5プラス。値段が高いのがネックですが日本製という安心感がありますね。
大正製薬のHPに成分が記載されています。
使用されている添加物は「エタノール・セタノール・13-ブチレングリコール・ジブチルヒドロキシトルエン・リン酸」。
エタノール以外だとセタノール・ブチレングリコールがアレルギー反応を起こす可能性がありますが、プロピレングリコールよりは低刺激とのこと。
エタノールが大丈夫な人なら特に問題はなさそうですね(^^)
ミノキシジルも5%なので男性用としては標準的な成分量です。
2%濃度の女性用リアップ(リアップリジェンヌ)には「エタノール・1,3-ブチレングリコール・クエン酸・ヒアルロン酸Na」が使用。リアップX5プラスと比較するとセタノールがなくなっています。
成分量は不明ですが、クエン酸やヒアルロン酸も配合されているので女性用の方が頭皮に優しいのではないでしょうか?
ロゲイン
ロゲインは世界で初めて発売されたミノキシジル育毛剤。成分濃度はリアップと同じ5%です。
「アルコール・プロピレングリコール・精製水」が添加物として使用されています。
プロピレングリコールにアレルギーがある人はちょっと注意した方が良さそうですね^_^;
ロゲインは個人輸入するとリアップよりも値段が安いので日本でも大人気なんですが、プロピレングリコールがダメな人は避けた方がいいでしょう。
ロゲインには液体タイプ以外にフォームタイプの製品があります。泡状の育毛剤で、こちらはプロピレングリコールフリーです。液体タイプより使いにくいかもしれませんが、低刺激のロゲインならフォームタイプがおすすめです。
ロゲインの通販最安値は次のページを参考にして下さいね。
ロゲイン通販価格比較!最安値で激安購入する方法を紹介【個人輸入】
カークランド
続いてはロゲインのジェネリック医薬品のカークランド。ミノキシジル5%で価格が安いため日本でも人気の商品です。
日本でもお馴染みのスーパー、コストコが製造販売しています。日本のコストコでは販売されていないので、個人輸入で購入することになります。
カークランドにはアルコールとプロピレングリコールが使用。ロゲインと同じですね。
カークランドにもフォームタイプの製品があり、そちらはプロピレングリコールフリーです。激安価格の5%ミノキシジルならカークランドのフォームタイプがおすすめです(^^)
カークランドの通販最安値は次のページを参考にして下さいね。
カークランドの通販価格比較・激安購入方法【ミノキシジル最安値】
ポラリスNRシリーズ
ポラリスは2017年に販売終了となり、フォリックス(Follics)という後継商品が発売されています。全商品プロピレングリコール不使用でポラリスより低刺激の育毛剤です。
最後はポラリス。今日本で最も人気にある海外製ミノキシジル育毛剤です。
ポラリスは、ミノキシジルにアゼライク酸やリンゴポリフェノールなどの育毛成分を加えた最先端の育毛剤。また、高濃度のミノキシジルを配合している製品としても有名ですね。
ポラリスには現在5種類の育毛剤(NR-07・NR-08・NR-09・NR-10・NR-11)があり、ミノキシジル濃度や追加の育毛成分に違いがあります。
ミノキシジル濃度は5%~16%と幅広く、15%のNR-09と16%のNR-10が特に人気がありますね(*^^*)
少し残念なのは、NR-10以外の製品は全てエタノールとプロピレングリコールが使用されていること。
NR-10は液体ではなくクリームタイプの育毛剤なので、エタノールもプロピレングリコールも使用されていません。クリームだと外出時に使いにくいのが難点ですが、かゆみは起きにくいと思います。
他のポラリス製品については、正規輸入代理店のHPで次のように記載されています。
弊社では、プロピレングリコールや高濃度アルコール成分を取り除くことで、患者さまの耐用性や快適度が劇的に改善すると考えています。ポラリス製品はまさに、頭皮への刺激やアレルギーを最小限に抑える製品なのです。
引用元: http://www.pharma-trading.com/jp/faq/index.html
アルコールなどの具体的な配合量は書いていませんが、かなり低刺激になっているようですね。
また、「Liposephereテクノロジー」という頭皮への浸透を高める最新技術が使用されているので、アルコールやプロピレングリコールの使用量が控え目になっているとのこと。
最新の育毛剤だけあって、使用感は相当工夫されていますね。
私はポラリスではNR-09とNR-11を使用したことがありますが、かゆみ・かぶれ・炎症などはどちらの育毛剤でも問題なしでしたよ(^^)
ポラリスの通販価格や使用感については次のページを参考にして下さいね。
ポラリス(NR07,NR08,NR09,NR10,NR11)の価格比較
ポラリスでかゆみ・かぶれがないのはどれ?【NR-08,NR-09,NR-10,NR-11】
主なミノキシジル育毛剤の濃度とプロピレングリコール使用・不使用のまとめ
その他の海外製ミノキシジル育毛剤には、ジェンヘアーやスペクトラルDNC、アクタビスなどがあります。
ミノキシジル濃度とプロピレングリコールの有無を表でまとめたので比較にご利用下さい。
商品名 | ミノキシジル濃度 | プロピレングリコール |
---|---|---|
リアップリジェンヌ(女性用) | 1% | × |
ロゲイン(女性用) | 2% | ○ |
アクタビス(女性用) | 2% | ○ |
スペクトラルUHP | 2% | ○ |
リアップX5プラス | 5% | × |
ロゲイン | 5% | ○ |
ロゲインフォーム | 5% | × |
カークランド | 5% | ○ |
カークランドフォーム | 5% | × |
アクタビス | 5% | ○ |
スペクトラルDNC | 5% | ○ |
ポラリスNR-07 | 5% | ○ |
ポラリスNR-08 | 8% | ○ |
ポラリスNR-11 | 12% | ○ |
ジェンヘアーM15 | 15% | ○ |
ポラリスNR-09 | 15% | ○ |
ポラリスNR-10 | 16% | × |
液体タイプの海外製ミノキシジル育毛剤は基本的にプロピレングリコールが配合されていると考えた方がいいようですね。
どうしてもプロピレングリコールフリーのミノキシジルが使いたいなら、ロゲインとカークランドのフォームタイプ、ポラリスNR-10がおすすめです。
液体タイプでは、インド製ジェネリックのツゲインという育毛剤はプロピレングリコールが使用されていません。あまり有名でないため表には記載しませんでしたが、フィンペシアの製造メーカーの製品なので安全性も特に問題ないでしょう。
ツゲインの通販最安値&効果・副作用・口コミまとめ!(5%,10%,2%)
ミノキシジルは成分濃度が高いほど効果が高く、生え際やM字ハゲを改善したい場合は最低10%以上ないと効き目が弱いと言われています。
成分量が多いと頭皮への刺激も強くなるのですが、ポラリスNR-10はアルコールとプロピレングリコールが含まれていません。頭皮のアレルギー反応を抑えながら生え際の発毛にチャレンジしたいという方にはNR-10が一番オススメですね(^^)
2017年9月にポラリスNR-10は販売終了となり、後継商品として『フォリックスFR16』が発売されました。エタノールとプロピレングリコール不使用のミノキシジル16%育毛剤です。NR-10にはないアデノシン・アゼライク酸・プロキャピルなどの成分も追加配合されています。
使用前にはパッチテストを!
エタノールやプロピレングリコールでアレルギー反応がでるかどうかは、パッチテストで確認することが可能です。
ヘアカラーや白髪染めの溶液でよくやるテストですね。
腕にミノキシジル育毛剤を数分間つけて皮膚がかゆくなったり赤くなったりしなければOKです。腕で問題がないからといって頭皮でも同じとは言い切れないですが、簡易テストとしては十分でしょう。
特に初めてミノキシジル育毛剤を使う人はパッチテストをした方が安全に使用できますよ(*^^*)
ミノキシジルでフケが出た時の対処法は?
かゆみなどの副作用があるのにミノキシジルを使用し続け、頭皮を爪で引っ掻いてしまうとフケがでやすくなる場合があります。
フケは悪化すると治療に時間がかかるので、ミノキシジルの使用を止めるか別の製品を使用した方がいいでしょう。
高濃度のミノキシジル育毛剤を使っているなら濃度の低い製品に替え、プロピレングリコールが合わないなら不使用の製品を使うということですね。
アルコールが問題ならポラリスNR-10のようなアルコールフリーの製品がおすすめです。
どうしても肌に合わない時はミノタブの使用を検討しよう
塗るタイプのミノキシジルがどうしてもダメな場合は、錠剤として飲むタイプのミノキシジルタブレット(ミノタブ)という選択肢があります。
ミノタブはプロペシアやフィンペシアのように錠剤を飲むだけなので、頭皮にかゆみ・かぶれがでる心配は無用。髪がベタつくこともないので毎日のケアも非常に楽です。
ただ、ミノタブは体内に直接成分が吸収されるので、経皮吸収のミノキシジル育毛剤と比べると副作用が強いのが難点。
効果が強い分、副作用もかなり大きいです。全身の体毛が濃くなった、動悸がする、といった副作用をよく聞きますね(-_-;)
ミノタブを使用する場合は、1日の服用量には十分に気をつけて下さいね。
ミノタブのミノキシジル含有量は1錠2.5mg~10mg。必要に応じて錠剤を分割して調整するといいと思います。1錠当たりの成分量が多い製品を分割して使用すると値段もかなり抑えれます。
まとめ
- ミノキシジル育毛剤のかゆみ・かぶれの原因は、ミノキシジル成分量と溶剤(エタノール・プロピレングリコールなど)へのアレルギー反応
- かゆみ・かぶれの対策法は、低刺激のミノキシジル育毛剤を使うこと
- リアップ、ロゲイン・カークランドのフォームタイプ、ポラリスNR-10はプロピレングリコール不使用
- 塗るタイプのミノキシジルが合わない場合は、ミノキシジルタブレットの使用を検討