プロペシアは医療費控除になることが判明!国税庁に確認済み

プロペシアの購入代金は医療費控除になる?

プロペシアは男性型脱毛症(AGA)の治療薬として病院で処方してもらったり、個人輸入通販で購入することができます。

病院で処方してもらうと、診察台を含める1ヶ月あたり7,000円~10,000円ほどしますので、少しでも金銭的な負担を軽くしたいですよね。

そこで、プロペシアの購入代金を医療費控除の制度を利用して節税できるかどうか国税庁(税務署)に電話調査してみたところ、控除の対象になることが分かりましたのでご紹介します。

医療費控除とは

医療費控除とは、その名の通り医療費を所得から控除するすることができる制度のことです。

(1年間に支払った医療費の金額-保険金などで補てんされる金額)-10万円

という式で医療費控除による所得控除の金額は計算されます。

控除の限度額は200万円で、所得が200万円未満の人は10万円の数字が所得の5%になります。

ざっくり言うと、年間10万円以上の薬や診察代がかかったら医療費控除の対象になるということですね。

健康保険が適用される場合、支払った医療費は自己負担分の3割になります。プロペシアの場合は自由診療で健康保険の対象外ですので、支払った金額がそのまま医療費になります。

病院やAGAクリニックでプロペシアを処方してもらった場合は年間で10万円を超えるケースが多いので、薄毛治療の医療費だけで控除の条件を満たすと思います。

配偶者や家族の医療費、病院への交通費なども控除対象の医療費になります。遠方の病院まで電車やタクシーを使う場合は、忘れずに領収書やレシートをもらっておきましょう。

控除対象となる医療費

では、プロペシアの薬代は控除の対象となる医療費に該当するのでしょうか?

国税庁のホームページでは、控除対象の医療費について次のように記載されています。

1.医師又は歯科医師による診療又は治療の対価
2.治療又は療養に必要な医薬品の購入の対価

出典:https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1122.htm

その他にも色々あるのですが、薄毛治療の場合はこの2つが対象になるでしょう。

2番目の医薬品について、ビタミン剤などの病気予防のためのサプリメント、健康増進や美容のために用いられる医薬品は対象外とされています。

プロペシアは風邪薬のように病気治療のために処方される薬ではありません。主に美容目的で処方される薬になるので医療費控除の対象になるかどうか意見が分かれるところだと思います。

ネットで検索してみたところ、控除対象になると言っているサイトもあれば、治療目的ではないので対象にならないと断言しているサイトもありました。

プロペシアについて国税庁に電話相談

「プロペシアについて国税庁に電話相談」イメージ写真

インターネットは便利ですが、その情報の信ぴょう性には疑わしいところも多々あります。そこで、国税庁に直接電話して真偽を確かめてみました。

国税庁では税についての相談窓口を設けており、最寄りの税務署へ電話すると職員が直接対応してくれます。

私が近くの税務署へ電話してプロペシアの医療費控除について尋ねたところ、担当の税理士へ電話を繋いでくれました。

改めて聞くと、その税理士は次のように回答してくれました。

「病院でプロペシアを処方してもらった場合は治療に該当するので医療費控除の対象となります。」

何の迷いもなく答えてくれたので少し拍子抜けしましたが、何度確認しても控除対象になると答えてくれました。プロペシアだけでなく、バイアグラ・レビトラ・シアリスのようなED治療薬でも控除対象になるそうです。

育毛剤や発毛剤は病院で医師に処方してもらった場合は、控除対象になるようです。そのため、薬局でリアップなどの育毛剤を購入しても医療費に含めることは難しいでしょう。

リアップのようなミノキシジル育毛剤は、病院やAGAクリニックでも処方してくれます。医療費控除の制度を利用したい場合は医師から処方してもらうようにした方がお得ですね。

育毛関連では、植毛やかつらの購入費は完全に美容目的なので医療費控除の対象外になるようです。HARG療法のような成長因子を頭皮に注入する最新の薄毛治療法については医師に相談してみてください。

円形脱毛症の治療に使われるフロジンやアロビックスは当然医療費控除の対象となります。

領収書は絶対に捨てないようにしよう

お医者さんからプロペシアやミノキシジル育毛剤を処方してもらった場合は、処方箋や領収書(レシート)をもらい保管しておいてくださいね。確定申告のとき必ず必要になりますので。

控除のためには「医療費の明細書」に治療名や治療内容・医薬品名・支払った医療費などを記入するする必要があります。治療内容は「AGA」「薄毛治療」で問題ないかと思いますが、念のため担当医に確認してください。

医療費控除については所轄の税務署の担当者によって判断が変わる場合があるので、念のため電話で確認してみるのがおすすめです。2月~3月は電話が繋がらず時間がかかるので、朝一番で電話するようにしてくださいね。

フィンペシアなどを個人輸入通販した場合の医療費控除

フィンペシアの詳細をみる

当サイトは海外製育毛剤の個人輸入についてご紹介していますが、医薬品の個人輸入の場合は医療費控除の対象となるのでしょうか?

プロペシアのジェネリックのフィンペシアやミノキシジル育毛剤も個人輸入で購入することができ、病院で処方してもらうより価格が安いので利用している方も多いです。

有名通販サイトのオオサカ堂では次のように解説しています。

個人輸入で注文された医薬品についても、日本で承認済みの医薬品で治療の為と認められた場合には、控除の対象となる場合がございます。

出典:http://web.archive.org/

「日本で承認済みの医薬品」となっているのでフィンペシアなどは無理だと思いますが、プロペシアは日本でも認可されていますので場合によっては控除対象になるのかもしれません。

ただ、先ほどの税務署の税理士に尋ねたところ、個人輸入で購入した医薬品は医療費控除の対象外だと言われました。

海外の医薬品は医師が輸入して患者に処方することもありますので、そのようなケースでは海外製医薬品でも控除対象になるのかもしれませんね。

基本的に個人輸入で購入した育毛剤や医薬品は医療費控除にはならないと考えておいたほうが良いかと思います。非常に残念ですが(T_T)

医療費控除の相談はAGAクリニックの専門医にするのがおすすめです

プロペシアやミノキシジルを医療費控除の対象にしたい場合は、薄毛治療の専門病院へ通院するのがおすすめです。

薄毛治療の病院はAGAクリニックと呼ばれ、通院する男性も増加しているそうです。テレビCMも流れていたのでご存知の方も多いでしょう。

プロペシアは皮膚科でも処方してもらえるのですが、AGAの知識がほとんどないお医者さんもいます。

私が以前診察してもらった皮膚科医は女性の方で、適当に頭皮を触診するだけでAGAかどうか判断しようとしていました。運悪く20代後半の若い女医さんだったのですごく恥ずかしく、結局プロペシアを処方してもらわずに帰宅しました…

AGAクリニックの医師は薄毛の専門家なのでもちろんそんな適当な診察はせず、血液検査や遺伝子検査のデータから適切な治療法を提案してくれます。

クリニックの数も最近増えてきましたが、おすすめはヘアメディカルです。

ビートたけしさんがCMに出演したアンファーという会社が運営するクリニックです。ヘアメディカルの専門医もCMに登場していましたね。

ヘアメディカル

プロペシアの料金は1ヶ月分6,500円、3ヶ月分17,000円とかなり安く処方してくれます。2015年に発売になったプロペシアのジェネリック医薬品であるフィナステリド錠も処方してくれ、プロペシアより1ヶ月当り500円ほど安く購入できます。

初回来院時は無料カウンセリングを実施していますので、AGAでない場合やクリニックが気に入らない時は治療を受ける必要もありません。

薄毛の専門医ですので、プロペシアやミノキシジルの医療費控除についても適切にアドバイスしてくれるでしょう。AGAが専門でないお医者さんだと「税務署に聞いてください」、としか言ってくれないかもしれません。

私は今のところ個人輸入でフィンペシアを使っているのですが、効果に頭打ちを感じているので一度ヘアメディカルの無料カウンセリングに行って相談する予定です。

当然ですが、若い女医のような失礼な態度をとられることもありません!

2016/02/28追記
ヘアメディカルにメールで問い合わせたところ、クリニック名を記載した領収書を発行してくれるとのこと。薄毛治療が医療費控除の対象になるかどうかは所轄税務署の判断によりますが、専門クリニックの領収書は控除申請の際に説得力があるのではないでしょうか。メールの対応はすごく親切でした(^o^)

ヘアメディカルは主に都市部になるので、地方にお住まいの方には『AGAヘアクリニック』でプロペシアを処方してもらうのがオススメです。

スマホアプリを使ったテレビ電話だけでプロペシアを郵送してくれるので通院する必要がありません。今注目の『遠隔診療』で薄毛治療ができるサービスです(^^)

詳しくはこちらのページを参考にして下さい。
【AGAヘアクリニック】プロペシアを通院なしで処方!テレビ電話(遠隔診療)で購入可能に

まとめ

  1. プロペシアなどの薄毛治療薬は病院で医師から処方してもらうと控除対象の医療費になる
  2. 所轄の税務署によって控除の判断が違うこともあるので、確定申告のときは確認する
  3. フィンペシアなどの海外製育毛剤を個人輸入しても控除対象にならない可能性が高い
  4. 医療費の領収書は紛失しないよう、確定申告まで保管しておく
  5. 薄毛治療専門のクリニックならプロペシア処方の領収書をもらえる