女性がプロペシアを飲むと危険?副作用や妊婦が触ることによる影響とは

女性がプロペシアを服用すると危険?

プロペシアとは男性型脱毛症(AGA)の治療薬で、主成分のフィナステリドは悪玉男性ホルモン(ジヒドロテストステロン)の影響をおさえ薄毛を改善する効果があります。

薄毛に悩む女性の中にはプロペシアを飲みたいという方もいるかもしれませんね。でも女性にはフィナステリドの効果はないとされており、現在のところ男性だけの治療薬となっています。

女性がプロペシアを飲むこと自体は特に危険というわけではないようですが、妊婦が服用することはタブーとされています。

プロペシアのジェネリック医薬品であるフィンペシアについても当然同じことです。

このページの最後では、プロペシアの代替品となる女性用育毛サプリメントをご紹介しています。よかったら参考にしてみてくださいね(*^^*)

妊婦がプロペシアを飲んだときの副作用や胎児への影響

妊婦がプロペシアを飲んだときの副作用のイメージ写真

プロペシアの添付文書(PDF)では、妊婦や赤ちゃんへ授乳中の女性がプロペシアを飲むことを禁止しています。

ジヒドロテストステロン(DHT)は、AGAを発症させる憎きホルモンですが、胎児の男性器を分化させる大切な役割も担っています。

そのため、男の子の赤ちゃんを妊娠している女性がフィナステリドを飲むと、赤ちゃんの男性器が正常に発達しなくなる恐れがあります。

妊娠中の女性はプロペシアを絶対に飲まないようにしてくださいね。

プロペシアを触ることも禁止

フィナステリドは皮膚からも吸収されるので、妊婦はプロペシアに触らないようにご注意ください。

プロペシアはコーティングされているので、割れたり砕けたりした錠剤に触れない限りは大丈夫なのですが、なるべく触らないようにした方が安全でしょう。

妊娠中のサルの実験では、フィナステリドの投与は胎児にほとんど影響がないという結果がありますが、万が一の場合を考えてこのように禁止されているのでしょうね。

子づくりの時は夫と相談

もう一点注意しておきたいのが、女性本人ではなく旦那さんがプロペシアを服用している場合です。

精子にフィナステリドが含まれると、これからできる赤ちゃんへ影響を及ぼす可能性があります。

そのため、子づくり期間の1~3ヶ月ほど前からプロペシアの服用をやめるようすすめるお医者さんもいます。

フィナステリドが精液に含まれる量は非常に微量だとされています。1mgを1日1回6週間投与した時の精液への移行量は、フィナステリド投与量の0.0007%以下で非常に少ないと報告されています。

そうはいっても、これから産まれてくる赤ちゃんへもしものことがあったらダメですよね。

薄毛の悩みは深いですが赤ちゃんのほうが大事ですので、しっかり旦那さんと相談してくださいね。数ヶ月プロペシアをやめたからといって、元の薄毛に戻ることはないと思います。

女性におすすめの育毛サプリメント

プロペシアは女性には効果がありませんが、製薬会社が開発した育毛サプリメントがあり、女性の薄毛治療を専門にするクリニックでも処方されています。

有名なのは、ドイツのMerz社が販売しているパントガールです。

パントガールには髪の毛のコシやハリを取り戻すために大事な成分が豊富に配合されており、びまん性脱毛症や壮年性脱毛症の女性に効果があるとされています。

パントテン酸カルシウムシスチンといった髪の毛に成長な栄養素、髪の生成に不可欠なケラチンなどが含まれています。

医薬品ではありませんが、プロペシアが「男性用の飲む育毛剤」と言われるように、パントガールは「女性用の飲む育毛剤」と呼ばれることもあるようですね。

パントガールの詳細をみる
プロペシアを飲めない女性におすすめのパントガール

2015年にオオサカ堂などの有名通販サイトで販売になったルグゼバイブもおすすめです。

ルグゼバイブはパントガールの成分に馬プラセンタエキスを加えたサプリメントです。

馬プラセンタには美肌効果もあることから美容サプリメントとしての評価も高いです。その他の成分はパントガールと同じで価格は同じくらいなので、今人気急上昇中の女性用育毛サプリメントです。

女性用のミノキシジル育毛剤については次のページを参考にしてくださいね。
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