
ミノキシジル育毛剤やミノタブに脳梗塞の副作用があるって本当?
ミノキシジルは日本で唯一承認されている発毛成分。プロペシア(フィナステリド)とともに薄毛治療に必須のアイテムですね。
先日Googleで検索していたところ、ミノキシジルについて気になるキーワードを発見。「ミノキシジル」と入力すると「ミノキシジル 脳 梗塞」という関連キーワードが表示されました。

ミノキシジルは血管拡張作用のある成分。そのため心臓関連の副作用があるのは知っていましたが、脳梗塞については初耳でした。
そこで、ミノキシジル育毛剤やミノキシジルタブレット(ミノタブ)で脳梗塞が起こることがあるのか詳しく調査しました。
目次
フィナステリドとミノキシジルの併用で脳梗塞の症例が報告…
ミノキシジルはその発毛効果の反面、ある程度の副作用があります。
国内で販売されているリアップでは、頭皮の痒み・かぶれ・胸の痛み・動悸・むくみなどの副作用が報告されています。

頭痛や目まいなどの副作用もありますが、脳梗塞については添付文書に記載されていません。
厚生労働省の「ミノキシジルのリスク区分について」(PDF)という資料にも脳梗塞の症例報告はありませんでした。
ところが、医薬品医療機器総合機構(PMDA)のウェブサイトで検索してみると、ミノキシジルで脳梗塞が発症した症例が2例報告されていました。
ただしミノキシジル単独ではなく、2例ともプロペシア(フィナステリド)との併用です。
そのうちの1例と思われる症例については、横浜労災病院神経内科が2014年に発表した論文で詳しく報告されています。
男性型脱毛症用薬フィナステリド服用中に若年性脳卒中を発症した2症例
病院で処方されたフィナステリド(プロペシア)1mgとミノキシジルタブレット6mgの内服を2年ほど続け脳梗塞になった症例が紹介されています。
因果関係はハッキリしませんが、ミノキシジル使用中に脳梗塞になった方がいることは事実のようですね。
論文で報告されている患者は副作用が非常に重いミノキシジルタブレットを服用していましたが、もう1例の症例の方は不明です。そのため、リアップやロゲインのような外用(塗るタイプ)のミノキシジル育毛剤を使用中に脳梗塞になった症例があるかどうかは分かりません。
アメリカFDAにも脳梗塞の副作用が報告されている
海外の症例報告について調べると、日本と同様に少数ですが報告されていました。
『eHealthMe』というサイトによると、アメリカ食品医薬品局(FDA)には4,712例のミノキシジルの副作用が報告されていて、そのうち34例(0.72%)が脳梗塞とのこと。
年齢分布を見ると、40歳以上が70%以上を占めていました。

プロペシアを併用している人は12%で、その他にはセルトラリン(抗うつ薬)・タイレノール(頭痛薬)・クロニジン(降圧薬)・ランソプラゾール(胃薬)を併用中となっていました。
ミノキシジルによる脳梗塞の症例報告はアメリカでも1%未満です。
通常は気にしなくていいい程度の発症率かもしれませんが、脳や血管に疾患のある方は医師・薬剤師に相談してからリアップを購入した方がいいと思います。
個人輸入ではロゲインやカークランドなどの海外製ミノキシジル育毛剤を購入できます。また、高濃度のポラリスやミノキシジルタブレットも入手可能です。
個人輸入は完全に自己責任になるので、脳梗塞が心配な方は止めておいた方が無難でしょう。
健康上の問題がある方はプロペシア(フィナステリド)の服用にも注意して下さい。
「週刊現代」プロペシアの副作用の告発記事が怖すぎる件…【PFS】
ミノキシジルで心筋梗塞の危険性は?

ミノキシジルには血管拡張作用があり、元々は血圧を下げる降圧剤として開発された薬です。血管に働きかける薬のため、狭心症・不整脈・動悸など心臓に関連する副作用があります。
ミノキシジルで心筋梗塞になった症例もいくつか報告されています。
ちょっと古い研究ですが、リアップ1%を4ヶ月間使用した40代男性が急性心筋梗塞を発症した論文が有名のようです。
リアップの製造メーカーである大正製薬も心筋梗塞の症例については認めていますが、1999年のニュースリリースでは次のように言及しています。
この中には、胸痛があらわれ、心筋梗塞と診断された例が1例あり、当社は、その事実を厚生省に報告しております。上記購入者は高血圧を持ち、狭心症の病歴のある方で、家系にも心筋梗塞の方がいるとのことで、医師は『「リアップ」が原因とは特定できない』と判定しています。
引用元: 厚生省発表「ミノキシジルと動悸・胸痛等について」に関するコメント
リアップ(ミノキシジル)と心筋梗塞との間の因果関係は認められないとしています。確かに症例も少ないようですし、明確に因果関係があるとは言えないのかもしれませんね。
ただし、リアップの『使用上の注意』には心臓や腎臓に障害のある人は医師に相談するよう推奨されています。
心臓や血管関連の病気がある方は、なるべくミノキシジル育毛剤を使わない方が安全だと思います。
プロペシア(フィナステリド)の単独服用でも心筋梗塞の症例は報告されているので、心臓に病気のある方は医師に相談してから処方してもらって下さいね。
ミノキシジルの副作用が心配な人にはキャピキシル育毛剤がオススメ!

以上のように、ミノキシジルには脳梗塞や心筋梗塞の危険性が多少あることが分かりました。
血管や心臓の病気がなければ気にしなくても問題ない程度の症例数かもしれませんが、年齢を重ねると少しでも健康上のリスクは少なくしたいもの。大きな副作用がある育毛剤を避けたい方は多いと思います。
そんな方にオススメなのは、副作用が少なくて科学的に効果が検証されている育毛剤です。
「そんな都合が良い育毛剤なんてあるの?」と疑問に思われるかもしれませんが、ミノキシジルやフィナステリド以外にも育毛効果が研究されている成分があります。
その中でも最近特に注目されているのは、キャピキシルという新成分です。
キャピキシルとは?
フランスのルーカスマイヤーコスメティクス社が開発した育毛成分で、キャピキシルを配合した育毛剤が日本でもいくつか発売されています。
アカツメクサ花エキスとアセチルテトラペプチド-3をブレンドした成分で、薄毛に関しては次の2つの効果があるとされています。
- 薄毛の原因となる男性ホルモンを減らし抜け毛を防止する
- 毛包に直接作用し、髪の成長を活性化する

アカツメクサ花にはビオカニンAというイソフラボンの一種が含まれていて、AGAの原因であるDHT(ジヒドロテストステロン)という男性ホルモンを抑制する効果があると報告されています。
AGA治療薬として承認されているフィナステリド(商品名:プロペシア)やデュタステリド(商品名:ザガーロ)と似た効果が期待できるようですね。
そして、アセチルテトラペプチド-3には毛包(髪をつくる組織)を大きくする働きがあり、実験環境下ではミノキシジルの3倍程度の毛髪活性作用が認められたとのこと。

実際にキャピキシルを使用した臨床研究では、休止期の髪が減少し、成長期の髪が増加したと報告されています。

キャピキシルは医薬品成分ではないので、ミノキシジルやフィナステリドのような大きな副作用はないとされています。ミノキシジルのように科学的に効果が検証されていて安全性が高いことから、非常に注目されている育毛成分です。
成分量が多くコスパ抜群の『フィンジア』がオススメです

このように、キャピキシルは科学的に薄毛への効果が検証された成分です。
日本のメーカーからもキャピキシル配合育毛剤が発売されていて、現在はフィンジアという商品が一番人気です。
キャピキシル5%に加え、ピディオキシジルという成分も2%配合されているのが特徴。
ピディオキシジルはミノキシジルに化学構造が似た成分で、頭皮の血行を改善して髪が成長しやすい土台作りをサポートすると言われています。

そして、これらの成分が頭皮に浸透しやすいように、フィンジアにはカプサイシン(唐辛子に含まれる成分)も使用されています。
フィンジアは業界トップクラスの成分量が配合されているだけでなく値段もリーズナブル。他社製品と比べて3,000円ほど安くお買い得です。

キャピキシル育毛剤ならフィンジアを買っておけば間違いないでしょう!
ミノキシジルのような医薬品ではないため、メーカー公式サイトを見ても「副作用の心配はない」と記載されていて安心です。
今なら『全額返金保証』があり、30日以内なら返金対応をしてくれます。初めてキャピキシル育毛剤を使う人でもフィンジアなら安心して試すことができますよ(^^)
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- リアップなどのミノキシジル育毛剤には脳梗塞の症例報告が数例ある
- 日本ではフィナステリドとの併用による脳梗塞の症例が報告
- ミノキシジルは心筋梗塞発症の危険性も一部で指摘されている
- 血管や心臓関連の副作用が心配な人には、キャピキシル育毛剤がオススメ
- 薄毛への有効性が検証されていて今注目の新成分で、コスパ抜群のフィンジアが人気
ミノキシジルは優れた発毛剤ですが、やはり健康の方が大事です。
脳や心臓、血管に問題がある方はキャピキシルのような副作用の少ない育毛剤も検討してみて下さいね(^O^)/
ミノキシジルの副作用については、こちらの記事でも解説しています。
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