Follicusan(フォリックサン)

『Follicusan』はフォリックスFR12に配合の成分

2017年9月に発売されたフォリックスFR12(Follics FR12)。ミノキシジル12%配合の育毛剤で、販売終了になったポラリスNR-11の後継商品です。

フォリックスFR12はポラリスとほぼ同成分なのですが、『Follicusan』という成分が追加配合されています。

残念ながら、オオサカ堂などの通販サイトではFollicusanについて簡単に説明しているだけ。どういう成分か気になっている方は多いと思います。

このページでは、Follicusanの効果や副作用について詳しく解説しています。フォリックスFR12の購入を検討している方は是非参考にして下さいね!

Follicusan配合の育毛剤の口コミはこちら
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Follicusanはドイツで開発された育毛成分

FollicusanはドイツのCLR Berlin(CLRベルリン)社が開発した成分。育毛をサポートする成分を複数ブレンドしたもので、正式名称は『Follicusan DP』です。

日本製育毛剤に使われることが少なく日本語での読み方は定まっていませんが、私は「フォリックサン」と呼んでいます。

海外ではFollicusan配合の育毛剤やシャンプーがいくつか販売されているようですね。

メーカーの製品ページによると以下の成分が使用されています。

Follicusanの配合成分

パントテニルエチルエーテル・イノシトール・アセチルシステイン・アセチルメチオニン・水・変性アルコール・クエン酸・クエン酸Na・ミルクプロテイン・ラクトース

赤文字は育毛に関係する成分で、それ以外は水や溶剤、添加物です。

パントテニルエチルエーテル・イノシトール・アセチルシステイン・アセチルメチオニンという4つの生物活性作用がブレンドされたミルクベースの成分です。

Follicusanの成分と育毛効果

Follicusanは、髪へ栄養を送る毛乳頭細胞に働きかけ、抜け毛を抑制する効果が期待できます。臨床研究では、成長期の髪を増やし、毛髪密度と太さを改善すると報告されています。

その研究は後に紹介することにして、まずはFollicusanに配合の4つの育毛成分について簡単に解説していきますね。

パントテニルエチルエーテル

パントテニルエチルエーテルはビタミンBの一種で、育毛剤やシャンプー、化粧品などによく配合される成分。

毛母細胞の元となる毛根幹細胞に作用し、髪の成長を促す効果があります。

保湿作用や頭皮の痒み・フケを抑える働きもあるため、頭皮環境の正常化にも役立つ成分と言えるでしょう。

イノシトール

イノシトールはビタミンB様物質の一つで、果物や穀物などに含まれる糖アルコールです。

毛母細胞や神経細胞の働きに関係することから、イノシトールは髪の成長をサポートする成分だと考えられています。

コレステロールの蓄積を防ぐ働きもあり、動脈硬化など生活習慣病の予防にも役立ちます。血行を良くしておくことは髪へ栄養を届けるためにも大切ですね。

アセチルシステイン

システインは、髪をつくるケラチンというタンパク質を構成する主要なアミノ酸。アセチルシステインはシステインに類似したアミノ酸です。

抗酸化作用やデトックス効果があり、美白やアンチエイジング系のサプリの成分として知られています。

ある研究では、アセチルシステインの摂取で56%の被験者の抜け毛が改善したと報告されています。その内16%の人は大きな効果があったとのこと。

育毛サプリにはL-システインがよく使われますが、アセチルシステインも育毛効果が期待できそうです。

アセチルメチオニン

メチオニンもケラチンに含まれるアミノ酸の一つ。体内では生成できない必須アミノ酸で、システインの原材料になります。

枝毛や切れ毛が多い人はメチオニンが低下していることが報告されており、髪の健康にとって重要だと考えられています。

薄毛の人を対象とした臨床研究の結果

Follicusanのメーカーが実施した実験では、毛母細胞の増殖や線維芽細胞の細胞外マトリックス(ECM)合成を促進する働きが確認されています。

Follicusanは線維芽細胞の細胞外マトリックス(ECM)合成を促進

実際に薄毛の人にFollicusanを使用した臨床研究では、成長期の髪が増え、休止期の髪が減少したと報告されています。

毛髪は成長期→退行期→休止期という周期(ヘアサイクル)を繰り返し、休止期の髪の割合が増えると薄毛になってしまいます。既に成長が止まってしまった休止期の髪が減少したということは、薄毛が改善したと考えられます。

Follicusanの使用で成長期の髪を増加し、休止期の髪が減少

また、Follicusanを被験者に6ヶ月間使用してもらったところ、毛髪密度(Hair Density)が高くなり、髪の太さ(Hair Thickness)も改善していることが分かりました。

Follicusan6ヶ月の使用で毛髪密度が改善

メーカーが実施した研究ですが、Follicusanは医学的に育毛効果が認められた成分だと言えそうですね(^^)

CLRベルリン社の資料(PDFファイル)

ミノキシジルとの比較

発毛成分のミノキシジル

ミノキシジルは成長因子の分泌を促し、毛包(髪をつくる組織)の成長をサポートする効果のある成分。毛母細胞に作用するという点ではFollicusanと似ているかもしれませんね。

ただ、効果の信頼性という点では圧倒的にミノキシジルに軍配が上がります。

ミノキシジルは世界中で大規模な臨床試験が実施されており、90ヶ国以上で発毛剤として承認されています。それに対し、Follicusanは今のところ製造メーカーが研究しているだけです。

どちらが薄毛に有効かは実際に比較研究してみないと分かりませんが、90%以上の人に効果があるミノキシジルと比べると劣るのではないかと思います。

Follicusanだけで薄毛が劇的に改善するということは考えにくく、あくまでもミノキシジルの効果を補強するような成分と認識しておけばいいのではないでしょうか。

薄毛への効果自体は確認されているので、両方使用されているフォリックスFR12にはかなり期待できそうです。

Follicusanの副作用

製造メーカーの資料ではFollicusanの副作用について言及されていないので、大きな副作用は報告されていないのだと思います。

ただ、含有成分のアセチルシステインには少し注意する必要があります。

アセチルシステインは日本では医薬品として扱われており、経口摂取で発疹・アレルギー症状・吐き気・嘔吐などの副作用が報告されています。

Follicusanのように外用剤として使う場合は副作用もマイルドだと思いますが、体質に合わない場合は使用を止めておいた方が安全でしょう。

アセチルシステイン内用液の添付文書

Follicusan配合の育毛剤・フォリックスFR12については下記のページで詳しく解説しています。併せて参考にして下さいね。

フォリックスFR12の効果と副作用&使い方を徹底分析!ポラリスNR-11の成分と比較

まとめ

  1. Follicusanはドイツのメーカーが開発した独自成分
  2. ビタミンB類やアミノ酸がブレンドされたミルクベースの育毛成分
  3. 臨床研究ではヘアサイクルや毛髪密度を改善する効果が確認
  4. ミノキシジルの発毛効果をサポートする成分として期待できる

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